新しい工具導入・・・

4月だというのに寒いですね。

今日はMTBを組みました。最近のMTBのフレームはディスク台座がポストマウント(PM)というのがすごい増えてきましたね。剛性アップや、軽量化のためなんでしょうけど、個人的にはあまり好きではありません。インターナショナルスタンダード(IS)だったらいいのになぁと・・・
ISであれば台座の修正も簡単ですし、リア140,160,180mmにするのもできますし(PMで160mmは140にできないですね)、そもそもPMだとフレームに雌ネジがきってあるというのが好きになれないですね〜。と私がいくら言ってもこの流れは変わらないんですけどね。

なんてことをなんとなく思っていたんですが、恐れていたことが起きてしまいました。
PM台座のMTBをご注文頂いたんですが、
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どうつけても、やっぱり台座が歪んでるっぽいですね。
ハブとキャリパーを変えてみてもやっぱり同じ・・・
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いままで幸運なことに必要なかったですが、やっぱり必要になりました。PM台座のフェイシング工具が。IS台座の修正工具なら持っていたんですが、新製品ででたこれを仕入れました。ParkTool Dt-5です。

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これを使って歪んでいる台座をまっすぐにします。

 

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まだセッティング中で、キャリパーが右側に寄ってますが、ローターに対してパッドも平行になってます。

他の業界的に考えれば、BBのねじ切りをし直さないと取り付けできないとか、キャリパーが斜めにしかつかないフレームとか不良品レベルなんでしょうけど、この業界的には普通なんですよね。それは、店が最終組み立てを行う責任があるという考えからだと思うので、仕方がないと思うのですが、今回のこの工具は高かったのでキツかったです。

次から次と新しい規格が出てきますが、良い仕事をする上では、どんなに腕が良くても指や腕が工具になるわけでないので、私のような凡人はより良い道具を揃えていく必要があります。

自転車が組み立てが必要がないもので、右から左でいいのであれば安売りしてバンバン売ればいいでしょうけど、組み立てをしてちゃんとしたものを渡そうとしようと思うとなかなか厳しいものがあります。お持ち込みのパーツやフレームの組み込みのご依頼の場合は、工賃のみでそういった工具代や技術料を考えなければいけないので、それなりの金額になってしまうのもご理解いただければと思います。

サニーデイサイクル の紹介

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